就活
備忘録
目次
はじめに
2025/3/25(火)午後3:00過ぎ、第一志望の企業に内定を頂き、無事に終活した。 就活の記憶をここに残しておく。
中途採用
中途採用のページを見ると、具体的なポジションとか、働き方とか、年収とかが書いてあることが多い。 新卒ページだとふわっとしていてよく分からない時は、中途採用のページも見た方が良い。
ツール類
最初はNotionとか使ってたけど、結局以下のツールに落ち着いた:
- Google Keep: 電車の中など、スマホしか使えない時のメモ
- Google Spreadsheets: 募集要項とか締切とかのまとめ
- VSCode(Markdown Editor, Vim Keybind): ESの執筆
ESを書く
- 一般的に言われていること:9割埋める、数字で具体的に、面接の種まき、
- PREPとかSTARとか、型に当てはめると楽
- 意見を述べるときは、PREP (結論、理由、例、結論)
- 経験を伝えるときは、STAR (状況、課題、行動、結果)
- 上記の型で書くと、500字程度ならすぐに埋まる。むしろ文字数を削るほうが大変。
面接対策
- 想定質問を書き出す:口コミサイトやナビサイト、その他なんでも参考に
- ひたすら自問自答:もやっとした考えの言語化。各質問に対して、核となるキーワードを用意する。
- 録音して聞いてみる:思っているよりも早口だった
- パワポでまとめる:思考が整理できて良い
- マイナビの模擬面接シミュレータをやる
- 面接官役をやると「これは絶対にだめだ…落とそう」みたいなのがわかるので、そんなことをしないように、という意識ができるようになる。学生を審査する側の視点、考え方を想像することは役に立つ。
- 学生役も一度やっておくと良い。相手のタイミングで会話する難しさを体感できる。最初にやったとき、自己PRが全く話せなかった(事前に考えていたのに、頭が真っ白になった)自分にびっくりした。まあ学生役に関しては、普通に人間に模擬面接してもらった方が良いと思う。
- 意識すること:結論ファースト、ゆっくり話す、面接は会話、一方的なプレゼンではない、
給料のイメージ
院卒で日系企業だと、大体基本給が25万~30万/月くらい。たまに固定残業手当が10万円くらいついていることもある。
ただし、初任給に拘りすぎない。 大企業ほどそこからの昇給がすごいのと、家賃補助などの福利厚生で実質は…みたいなのが多い。 メガベンチャーは新卒500万、JTCは新卒350万とかだとしても、全年代の平均年収で比較するとJTCの方が多いとか。 詳しくは口コミサイトとか四季報とかを見る。 それから、月給ベースで比較するのも微妙。例えばボーナスが6ヶ月分だと、+200万とかされるので、年収で比較するべき。
ちなみに、上場している企業の平均年収に関しては、IR資料欄の「有価証券報告書」に必ず記載されている。 PDFを開いて、「従業員の状況」と文字列検索すれば出てくる。 まあ、平均年齢とか色々あるから平均年収はあくまで参考程度だけども。
電話
登録する時に必須項目で、渋々登録した電話番号にめっちゃ電話がくる。 そういう時に、Google Pixel スマートフォンの「通話スクリーニング」機能が最高すぎる。 数えきれないくらい使った。
キャリアセンター
大学院のキャリアセンターは全く役に立たなかった。ボランティアじゃないんだから、もう少しちゃんとして欲しい。 学部時代に担当してくださったKさんが特別に良かっただけなのかな。
スカウトサービス
- Paiza:Sランクを取っておくとめっちゃスカウトが来る。累計で数百件は来た気がする。ただし、99%はテンプレの自動送信タイプ。テンプレとはいえ、自分のことを褒めてくれるので、自己肯定感が高まるという意味では悪くない。ベンチャーが大半で、たまにメガベンチャー。Web系が多くて、SIerは見たことがない。
- LabBase:たまーにスカウトが来る。テンプレじゃないメッセージがほとんどで感動した。登録していた自己紹介みたいなやつをちゃんと読んでくれているんだなぁと感じる。メガベンチャーとか大手JTCが多く、ベンチャーは見た記憶が無い。
- AtCoder Jobs:A緑H緑だと弱すぎて本選考のスカウトは来なかった。インターンのお誘いが数件だけ。
口コミサイト
- 就活会議:選考の経験談が参考になった。面接前はここで見た質問事項などを参考にひたすら自問自答したり
- ONE CAREER:選考の経験談が参考になった。就活会議よりもUIが悪い
- OpenWork:年収のイメージを掴んだり、退職理由を見たり
- みん就:最後の方で登録したけどあんまり使わなかった
口コミサイトに登録する時は慎重にやらないと、わけのわからないサービスに同時に登録されてしまうので注意。デフォルトでチェックが入っていたり、薄い色の文字でわかりにくくしていたり、クソすぎる。
番外編:
- 魔法のスプレッドシート:存在を知ったのが遅すぎて、使えなかった。インターン募集のタイミングで知っていたら、もっと使えたと思う。ちょうど今の27卒なら使えそう。
- LINEのオープンチャット:企業別のやつにいくつか入った。面接内容が流れてきたり、倍率や通過率の参考になったり意外と良かった。マイナーな企業だとグループが無いこともあるが、自分の志望企業があるか一度調べてみる価値はある。
ナビサイト
- マイナビ:同じ大学(院)の先輩情報を調べたり、SIer系の企業にエントリーしたり
- リクナビ:大学の就活イベントで登録させられたけど、全く使わなかった
結果的に、マイナビだけで良かった。しかし、マイナビには登録されておらず、リクナビなどにしか登録されていない企業もあるので、一応登録しても良いかも。 ナビサイト全般に言えることだけど、SIer系の企業がメインで、Web系はあまり載っていないので注意。最初の頃、これに影響されて?SIerばかり見ていた時期があった。 Web系は企業HPから直接エントリー(またはスカウト経由)が多い。
マイナビに関しては、かなり使い込んだ気がする。
- SPIの模試(出題範囲が若干ずれているので注意)
- 面接シミュレータ:とても良かった。ぜひやるべき。面接官役、学生役、両方やると良い。
- 適性診断MATCH plus:適性検査の性格診断ができる。性格診断の結果と、自分が主張する内容(ESや面接内容)にズレが無いか、確認することができて便利。
- その他、ESで気をつけるポイントのコラムとか、色々目を通しておく価値はある
Webテスト
WebのSPI、テストセンターのSPI、Webの玉手箱を受けた。 インターンはWeb形式で、本選考はテストセンターが多い。 SIerは必須、Web系でも大手なら必要になる。ベンチャーなら要らんかも。 対策は赤本をやったが、たぶん良くて6,7割くらいしか取れていない。 本当に苦痛だったので、二度とやりたくない。
コーディングテストは楽しかった。 面接時のFBでも、毎回褒めてもらえた。
一途
気持ちを切り替えるのが下手すぎて同時に複数社の選考を受けるのが無理だったので、本選考は1社ずつ受けた。 1月にインターン経由の早期選考を1社(お祈り)、2〜3月に通常選考の企業を1社(内定)受けた。
おわりに
M1の春から就活を始め、M2になる直前に内定を頂いた。 第一志望の企業に内定を頂けたことは、今でも若干信じられない。 M1の夏ごろにはSIerに傾き、いろいろ迷走したが、結果的にはWeb系に落ち着いた。 思い返せば、学部のときの親友や同じ研究室の同期との出会い、たまたま参加した技術系イベントなど、偶然が積み重なって御社に辿り着いた気がする。 就活はご縁だと言うが、ほんとうにその通りだと思う。 何はともあれ、入社してからが本番なので、これからも気合を入れて頑張っていきたい。
参考リンク
- マイナビ 26卒:https://job.mynavi.jp/2026/
- Paiza 新卒:https://paiza.jp/student/
- LabBase:https://compass.labbase.jp/
- AtCoder Jobs:https://jobs.atcoder.jp/
- 魔法のスプレッドシート:https://magic-spreadsheets.github.io/